マンションデベロッパーだったので倒産しなかったレオパレス21 


大規模なアパート施工不良問題に揺れるレオパレス21ですが、施工不良物件の拡大が止まりません。

日本経済新聞2019/6/11の「レオパレス施工、新たに不備1000棟 1万6千棟超に 」という記事には

レオパレス21は10日、施工したアパートのうち新たに1138棟で不備が見つかったと発表した。

引用:https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&n_cid=DSMMAA13&ng=DGKKZO45921320Q9A610C1TJ1000&scode=8848&ba=1(アクセス日2019/6/12)

とさらに1000棟以上の不備物件が発覚したとのこと。

さらに同じ日付の日本経済新聞には「レオパレス、他社物件でも施工不良 原因を調査へ 」という記事には

レオパレス21は過去に同社が施工を担い、他社が手がけた物件に施工不良が見つかったとして、弁護士で構成する外部調査委員会で原因などを調べると発表した。

引用:https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&n_cid=DSMMAA13&ng=DGXMZO45970700R10C19A6XQ1000&scode=8848&ba=1(アクセス日2019/6/12)

レオパレス21が管理しているわけではなくても、レオパレス21が施工した物件にまでも施工不良が発覚したとのことです。

アパート画像

レオパレス21のアパート群。

ここまでいろいろとスキャンダルな事実が明らかになると、ただただ呆れるばかりです。

ところでレオパレス21といえば、バブルが弾ける1990年ぐらいまでは、マンションデベロッパーだったようです。

土地を購入し、分譲マンションを建ててマンションを売り、一部は賃貸にしていたそうですが、バブルが弾けることによって、マンション事業が急速に悪化し、今の賃貸住宅事業へとビジネスモデルを大きく転換させたようです。

もちろん過去にレオパレス21が建てたマンションも築年数では30年ないしは40年超になっていると思いますが、そのなかの賃貸部分の売却を進めて今後の修繕費用などに充てるようです。

デベロッパー (開発業者) – Wikipedia

窮地のレオパレス21が所有ホテルを売却