窮地のレオパレス21が所有ホテルを売却


経営が厳しくなった会社が行う、常套の対処法に資産の売却があります。

資産を売却して、キャッシュを手に入れて、経営を支えるというわけです。

昔は都銀のなかで優秀だった三和銀行。

東海銀行と合併してUFJ銀行になってから、経営がおかしくなっていったようです。

おそらくは、さくら銀行との合併に失敗し、あせりからか十分な審査もせずに東海銀行と合併し、東海銀行の莫大な不良債権がUFJ銀行の足を引っぱったとも言われています。

レオパレス21の画像

レオパレス21の木造アパート。

その後、UFJ銀行は、トヨタの株式の売却やグループ会社のUFJ信託銀行の売却までも行いますが、それでも回復が難しく、結局はあの大銀行、東京三菱銀行と合併することに・・。

名目は対等合併とか言っていますが、実質はほぼ東京三菱銀行に飲み込まれたような感があります。

ところでそれと同じようなことがレオパレス21でも生じています。

アパート施工不良問題から、経営状況が日々厳しくなっていますが、ついに資産売却に動き出しました。

産経新聞2019/10/4の「3都市のホテルを売却 レオパレス、160億円で」には

レオパレス21は4日、札幌市、仙台市、福岡市に所有するホテルを売却すると発表した。売却額は合計160億円で、52億円の利益が出るという。同社はアパートの施工不良問題で令和元年4~6月期連結決算の最終損益が57億円の赤字となるなど経営が悪化しており、資産売却で「財務体質の強化を図る」としている。

引用:https://www.sankei.com/economy/news/191004/ecn1910040019-n1.html(アクセス日2019/10/4)

と報じました。

このようにレオパレス系の3つのホテルを売却して、資金調達するようです。

これまでは、儲かった時期に蓄えたキャッシュなどを使って、窮地をしのいでいたようですが、今後は資産の売却も順次、行っていくのではないかと思われます。

それにしても施工不良物件数は今でも拡大傾向にあり、さらに入居率も下げ止まらないという、窮地にあるレオパレス21.

資産売却でしのぐとしても、資産も無限にあるわけでもありませんし、いずれは限界が見えてきます。

となると次なる手は、他社に救済してもらうことになるのでしょうか。

そういえば、あのMDIはソフトバンク傘下に入ることにより、ピンチを脱しようとしているようですが・・。

追記:資産売却などで、急場をしのいでいますが、単独での復活はかなり厳しいようです。

さらに

レオパレス21の決算やはりひどかった しかし救いの手も?

という記事には

千人の希望退職募集という衝撃的なものでしたが、ここまで大変な状況なのかと考えさせられるものです。

千人の希望退職を募集して、人的な整理も進めていくようです。

さらにその他にも、レオパレス21パートナーズの店舗数の縮小なども行っており、様々な仕方で、資金調達やコスト削減を行い、経営をもたせようとしています。

しかしそれでも経営はもたない可能性があるので、融資している金融機関はレオパレス21を支援してくれる企業を探し出しているようで、水面下で事が進んでいるようです。

そしてその支援先として有力視されているのが、家電量販店業界最大手のヤマダ電機なんだそうですが、実際のところヤマダ電機が本当に支援先となるのかどうかはわかりません。

ただ最近になって、レオパレス21の経営に関心を示していた、旧村上ファンドがレオパレス21の株式の保有率を減らし始めたとか・・。

やはりヤマダ電機が支援する可能性が高まっているのでしょうか?