エレベーターにかかる悩ましい費用 4階以上のマンションならば必須


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5階建て以上のマンションにはエレベーターの設置が不可欠。

建設費用を簡単に見積もってみると、とにかく2階までの木造アパートと4階建て以上の鉄筋コンクリートマンションとでは建設費用が数倍にも違ってくるということです。

とにかく鉄筋コンクリート造りマンションは高くつきます。

しかも他にも厄介というか悩ましい事柄があります。

それは

エレベーターを設置するならば、とにかく費用がかかる

という事です。

高層階マンションにするならばエレベーターを設置することが必須になってきます。

たしか5階建て以上の場合は今はエレベーターの設置が義務付けられていたのではないかと思います。

それで3階か4階建ての鉄筋コンクリートマンションの場合、エレベーターを設置すべきかどうかという問題が生じます。

この判断はアパートマンションオーナーにとって悩ましいものです。

3階建てまでならば設置しないと判断するオーナーさんが多いと思いますが、4階建てになると建設会社側は設置を勧めてくることでしょう。

4階建ての場合、入居者にとって4階となるとやはり階段を上がるよりもエレベーターを利用したがるからです。

となると4階建てで、エレベーターがないとなると特に4階部分の入居は敬遠される可能性が高いです。

実際、筆者の物件の隣のマンションは4階建てですが、エレベーターがないためか4階部分の入居率はあまりよくないです。

さらに入居した方もしばらくすれば退去していかれる方も少なくありません。

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エレベーターのメンテナス費用は入居者にも負担となる。

こう考えるとエレベーターは設置すべしとなるかもしれません。

しかし最大のネックがあります。

それはとにかくエレベーターは費用がかかるというネックです。

金食い虫といわれるほどです。

まず維持管理に費用がかかります。

この場合は入居者さんに共益費を上積みして賄うことができますが、しかし入居費用負担が幾らか重くなり、入居率にも多少の影響がでるかもしれません。

それとともに築10年~20年の間には部品の交換等、その費用はそれなりにかかりますし、築30年前後になるとエレベーターの交換工事を行う必要が生じてくるかもしれません。

この場合の費用は半端ではありません。

エレベーターの規模や建物の高さなどにもよりますが、1000万円以上がかかるかもしれません。

このようにエレベータの設置は大家さんにとって悩ましい事柄なのです。

エレベーター – Wikipedia

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