アパートオーナーにとって、所有アパートの家賃がどれぐらいが適当なのかを知ることは重要です。
というのも心情的には、できるだけ高い家賃にしたいと思ってそうしたとしても、家賃に割高感があれば入居者が決まることはないからです。
一方で入居者を決めたいがために家賃をとても安くしたとするならば、入居者を決めることができたとしても収益面で問題が生じてくるかもしれません。
ですから家賃を適当なレベルにしておくことは重要なのです。
最近ではインターネットで所有アパートの適当な家賃がどれくらいなのかを、ある程度調べることができるようになりました。
例えばライフルホームズやアットホームのサイトで家賃相場がどれぐらいになるのかを知ることができます。
もちろんこれらのツールを目安として、より正確に所有アパートの家賃がどれぐらいになるのかを物件の管理会社などと協議することもできるでしょう。
ところで所有アパートの家賃がどれくらいになるのかを知った次に行うのは、どのような人たちを入居者のターゲットにするかについて考えてみることができます。
例えば大学のキャンパスの通学圏にある物件として、家賃は5万円前後で設定できるとします。
するとおのずとターゲットは大学生ということになるかもしれません。
大学生なのでバイクや自転車のための駐輪場は、きちんと整備しておきたいと思うことでしょう。
またインターネットも、自室で使用したいと考えている学生さんも多いので、インターネットを無料で使用できるようなサービスを提供したいと考えるかもしれません。
もちろん学生なので、台所などは、普通程度のものでよいかもしれず、自家用車も持つ学生さんもあまりいないかもしれないので、車の駐車場はいらないかもしれません。
別のケースとして通勤圏にありファミリーに人気のあるエリアにあるとするならば事情は異なります。
3LDKで家賃相場が10万円程度とします。
ターゲットはおのずとファミリー層となりますが、そうなると車の駐車場は十分に提供できるようにしておかなければならないかもしれません。
さらにインターネット無料サービスに加えてペット飼育可を検討したり、室内の設備も多少はグレードの高いものにすることもできるでしょう。
とりわけ台所についてはシステムキッチンやカウンター付きのキッチンにするなどの工夫が求められるかもしれません。
このように、まずは自分の物件の家賃がどれぐらいか、次にその家賃やエリアに見合った入居者ターゲットをどのように据えるかを検討することが重要です。
追記:ワンルームマンション投資においては、一部屋あたり80万円の年収があれば、まずまずのところです。
80万円ということですから、家賃は80÷12=6.7です。
つまりは家賃は6万7千円ほどは、ほしいものです。
もちろん家賃が6万7千円となると、都心部のワンルームマンションでなければ難しいかもしれません。
ところで入居者のターゲットとしては、中年女性が良いという意見があります。
なぜ中年女性なのでしょうか。
それは
①婚期が過ぎているので、結婚等で退去する可能性が大きくなく、長く入居してくれる可能性る。
②収入も安定しており、家賃滞納リスクが大きくない。
③比較的、マナーもよく住んでくれる。
等の理由があります。
長く入居してくださるならば、家賃もその期間は下がることがないかもしれませんので、収入も安定しているならば、現状の家賃で不満をもたれることもないかもしれません。