エリアが同じでもアパートの入居率で二極化しているなぜ?


最近は筆者の所有マンションのある周辺エリアにおいても、空室が目立つアパートマンションが増えてきたようです。

築年数でも20年も超えれば、外見はきれいなマンションでも、その他の魅力があまりなければ敬遠されることも少なくないようです。

ところでその一方で築年数がけっこうな年数でもほぼ満室状態を維持しているアパートマンションもあります。

どうしてこのような差が生じてきたのでしょうか。

このような同じエリア内でも空室の目立つアパートマンションと、ほぼ満室状態を維持しているアパートマンションの現象を

二極化と呼ぶ方もおられます。

ではどうすれば、ほぼ満室状態維持し続けるグループのアパートマンションとして経営していくことができるのでしょうか。

それにはアパートオーナーと管理会社の双方に努力が求められます。

どのような努力でしょうか。

1つには周辺エリアの物件をよく観察してみることです。

例えば、そのエリアではワンルームや単身者向けアパートやマンションは空室があまりなくても、ファミリー向け賃貸住宅では、空室が目立つているでしょうか。

ということはこのエリアにおいては、単身者向け物件の需要が大きいということがわかります。

集合ポスト画像

空室だらけになるとアパート経営は厳しくなる。

さらに周辺エリアではペット飼育可のアパートマンションがほとんどなければ、空室が多いエリアでもペット飼育可のアパートマンションにすれば、入居者が見つかりやすくなる場合もあります。

また昔はワンルームマンションといえば、入居者のほとんどが学生や若者だった時代もありましたが、最近は高齢者社会になってきたせいか、高齢の方でもワンルームマンションに入居している方もみかけるようになりました。

高齢者の入居に抵抗を感じる家主さんもおられるようですが今後ますます高齢者割合が多くなっていく時代

高齢者をターゲットにした

賃貸住宅にしてみるのも1つの方法かもしれません。

意外と賃貸住宅に入居したいと思っている高齢者は多いものです。

しかし高齢者に入居してもらった場合に万が一の事柄が生じたさいの後始末を恐れている家主さんもおられるのかもしれませんが、最近はそのような事態が生じた場合のオーナーさんのための保険もありますので、そのような保険に加入してリスクをヘッジすることもできるでしょう。

このようにアパートオーナーの創意工夫と観察力によって空室対策をある程度行うことができます。

追記:募集家賃も相場家賃よりも割高だと、入居者はなかなか決まりません。

ちょっとしたことのように思われましたが、家賃を数千円下げるだけで、なかなか入居者が決まらなかったのが、決まるようになることがあります。

そのためには相場家賃や適正な家賃がどれくらいになるかを、正確に算出することも重要です。

さらにお部屋の間取りでユニットバス(バスとトイレが一体化したもの)の場合も近年は、人気がなくなかなか入居者が決まらないということもあるようです。

ユニットバス式のワンルームマンションの場合は家賃がエリアによれば、1万円台や2万円台ということも珍しくありません。

こうなると、もういっそう建て替えるかなどして対処するしかないかもしれません。

また昔は大学が近くにあったものの、大学が移転してしまって、入居者需要が激減してしまったエリアの場合は、賃貸住宅経営から身を引くことが賢明かもしれません。

いずれにしても、自助努力で空室率の改善を図ることができる場合もあれば、周辺環境の変化などで、手の打ちようがない場合もあるかもしれません。

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