NHKといえば民間の放送局ではなく、公共の放送局です。
それでNHKは、民間の放送局のように広告やCM等は一切扱っていません。
そのNHKですが、そのNHKがレオパレス21の実態を暴くような番組を放送したようです。
その番組とは2020/3/19にBS1で放送された「あなたのアパートは大丈夫?~岐路に立つ投資用不動産ビジネス」という番組です。
レオパレス21を批評する番組としてはテレビ東京の「ガイアの夜明け」がよく知られていますが、NHKも取り上げるとは・・。
そしてNHKの番組のその内容とは賃貸住宅会社の勧誘に乗ってアパート経営に乗り出し、経済的な危機に陥っている人を取り上げたものなんだそうです。
よくあるストリーのような気がしますが、「相続税対策」や「土地活用」という宣伝文句でアパート経営を始めたものの、最初はよくても、だんだんと空室も目立つようになり、家賃も大きく下げられるようになり、アパート経営が赤字になってしまうというものでしょう。
とりわけ入居者需要が乏しいエリアで、競合物件も幾つもあるとそのような事態に陥ることがあります。
このNHKの番組について取り上げているのは、エキサイトニュースの2020/3/25の「NHKに名指しで告発されたレオパレス、明らかになった“悪質営業”の手口とは?」という記事ですがそれによると
100万円程度の自己資金で2億円近くのアパートを建てたオーナーもいます
NHKに名指しで告発されたレオパレス、明らかになった“悪質営業”の手口とは? (2020年3月25日) – エキサイトニュース (excite.co.jp)
と書かれており、約2億円もよくも借入れたものだと思います。
もちろん当時とは違い今では銀行は貸してくれないでしょう。
今では融資の全期間の収支のシュミレーションをしてたうえで、貸すかどうかを決めるからです。
おそらくは数棟で2億円ということなのかもしれません。
ところで上記の記事には
業者はアパートの建設費を割高に設定して、そこで儲けを確保しており、あとに残るのは入居者のいないアパートとオーナーの借金だけです
とも書かれています。
もちろんそのことは、ある程度は真実だと思います。
しかしすべてのサブリースのアパートにあてはまるわけではありません。
実際のところ大東建託や積水ハウス、大和ハウス工業のサブリースの賃貸住宅の入居率は95%以上を維持しており、上記の言及があてはまるアパートは多くはないと思います。
偏った事実だけに目を向けると正しい判断や見方がもてなくなること、これは報道によってもたらされる問題でもあります。
国土交通省によるサブリースへの注意喚起は以下サイトをご覧ください。
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