住居にはメンテナンスが必要 そのためにかかる費用は経年とともに高くなる

花画像 建物の管理

どんなものでも品物はメンテナスをしなければどんどん劣化していきます。

例えば、最近ビジネスの世界でも活躍しているiPadなどのタブレットですが、使用頻度とともに劣化していきます。

もちろん最初の1年間は保証期間内なので、修繕費用は無償で済むかもしれませんが、保証期間が過ぎてからの修繕費用は有償となり、使用頻度が多くなるほど修繕が必要になっていくことでしょう。

そして仕舞いには、修繕費用が高くかかるので新しいものと買い替えたほうが良いというふうになってしまいます。

悲しいことにアパートマンションでも同じ傾向が見られます。

というのもアパートマンションにおいても経年劣化とともに

修繕費用が高くなっていく傾向がある

 

というのです。

例えば、一般的にはマンションの場合、大規模改修工事は10年~20年に1度行います。

そのさい1回目の大規模改修工事の費用が2000万円程度で済んだとしても2回目、3回目の大規模改修工事費用が1回目と同じ2000万円程度か、というと実はそうではないというのです。

どちらかといえば2回目そして3回目のほうが、経年劣化箇所が増えている場合がありますので、2000万円どころかさらに修繕費用がかる可能性があるというのです。

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1回目よりも2回目、2回目よりも3回目のほうが大規模修繕工費用がかかる場合がある。

ですから築年数にしたがって分譲マンションの修繕積立金が高くなっていく傾向があるというのは、やむえないことがらです。

しかも新築当初は修繕積立金が1万円未満という場合は、いつまでも15年後も20年後も同じ負担のままでよいということは多くの場合、期待しないほうがよいでしょう。

以前の記事

修繕積立金の目安とは

で書きましたように、標準的なファミリータイプのマンションで1カ月1万5000円以上が妥当ということなので、修繕積立金がそれ以下の場合は、将来一時支払いで大きな負担が求められるか、修繕積立金の値上げかを覚悟しなければならないでしょう。

いずれにしても建物を所有するということは

維持していくためのメンテナンス費用がかかる

 

ということも意味しています。

分譲マンションの区分所有者であっても、アパートマンションオーナーであっても、そのことを意識していきたいものです。

 

 

 

追記:大規模修繕工事は回避できない事柄ですが、ちょっとした工夫で節約することができます。

以下の情報を参考になさってください。

アパートマンションの大規模修繕工事費用となると、かなりの出費が求められます。

例えば大世帯のマンションとなると億単位で費用がかかることもあることでしょう。

これらの費用は、分譲マンションの場合は、区分所有者から毎月集めている修繕積立金から、賃貸アパートマンションの場合は物件オーナーが負担しなければなりません。

ですからなるべく大規模修繕工事においても出費を抑えたいと考えることでしょう。

ではどのようにて費用を抑えることができるでしょうか。

 

その1つには駐車場代があります。

大規模な工事を行うわけですから、作業関係者の駐車スペースが必要となります。

この場合、アパートマンションの敷地内で空いている駐車スペースがあるならば、それらを活用することによって、工事期間中の駐車場代金を節約することができます。

もしも外部の駐車場を5台分借りるとなると、工事期間が3カ月、1カ月あたりの駐車代金が1台1万5千円とすると

5台×1、5=7.5

つまり1カ月あたり7.5万円となり3カ月借りるとなると22万5千円となり、これらをアパートマンション内の空きスペースで確保できるならば22万5千円の節約となります。

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小さな節約の積み重ねが大きな節約へとつながる。

さらに分譲マンションなどの大規模修繕工事の場合は、期間も長く規模も大きいために事務所開設が必要になるかもしれません。

このさいに分譲マンション内の集会所などを事務所として開放ないしは貸すことができるかもしれません。

さらに集会所内にあるトイレや洗面所も開放するならば、仮設トイレ設置に伴う費用を節約することができるでしょう。

また賃貸アパートやマンションの場合は、空部屋を貸すことによって節約することができます。

このことによって事務所や仮設トイレ費用を削減できます。

さらに工事期間中には資材置き場が必要になってくる場合があります。

この場合も、アパートマンション内の空いている敷地を活用することによって、節約を図ることができるでしょう。

例えばお庭などで、植え替えを検討していたならば、この機会に資材置き場に活用し、工事終了後に造園を行うことができます。

このように、ちょっと知恵を働かせれば、工事代金の節約を様々な仕方で図ることができます。

そして管理組合と施工業者との打つ合わせの時に、これらの提案を提起しても施工業者側も上記の事柄でしたら受け入れてくれると思いますし、小さな節約の積み重ねが大きな節約へとつながり物件オーナーにとっては良いことでしょう。

 

修繕積立金及び長期修繕計画に関する (mlit.go.jp)



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