苦境のレオパレス21 今度は建築士たちが免許取り消しの行政処分


大手の建設会社や工務店ならば、必ず社員のなかに一級建築士がいます。

この一級建築士ですが、資格取得は容易そうではないように感じますが、実際のところどのような資格なのでしょうか。

このてんについてウィキペディアには

一級建築士は、国土交通大臣の免許を受け、一級建築士の名称を用いて、設計・工事監理等の業務を行うものである(建築士法第2条第2項)。
一級建築士は、次のような設計・工事監理に複雑・高度な技術を要する建築物を含むすべての施設の設計および工事監理を行うことができる(建築士法第3条)。
・学校・病院・劇場・映画館・公会堂・集会場・百貨店の用途に供する建築物で、延べ面積が500 m2を超えるもの
・木造建築物または建築の部分で、高さが13 mまたは軒の高さが9 mを超えるもの
鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造もしくは無筋コンクリート造の建築物または建築の部分で、延べ面積が300 m2、高さが13 m、または軒の高さが9 mを超えるもの
・延べ面積が1000 m2を超え且つ階数が2階以上のもの

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/建築士#一級建築士(アクセス日2019/12/21)

と書かれています。

レオパレス21の画像

レオパレス21の木造アパート。

このように一級建築士は建物の設計そして監理を行う重要な役割を担う人であることがわかります。

ちなみに二級建築士については、役割そのものは設計と監理というめんでは同じですが、建物の規模が木造住宅や小規模なRC住宅に限られるてんで、一級建築士と異なります。

ところでメディアが一斉に報じたニュースですが、レオパレス21のアパート施工不良備問題 で国土交通省が一級建築士3人の免許取り消しの行政処分を下したとのことです。

しかも今後、さらに処分を受ける建築士が増える可能性もあるかもしれないとのことで、レオパレス21としては厳しい事態です。

もちろん現状、新しいアパート建設は、ほとんど行われていないことを考えると、すぐに大きなダメージを受けることはないかもしれませんが、今回の不祥事が落ち着いて、再びアパート建設に取り掛かるうえでは支障が生じることでしょう。

また免許取り消しになった建築士たちも、生計を立てるうえで、大変になるかもしれません。

いずれにしても就職先の建設会社の選択がまずかったのかもしれません。

追記:SUUMOのウエブサイトには建築士の免許取り消しについて

■建築士法の罰則が適用されるケース

(1)禁固刑以上の刑に処せられたとき
(2)建築法や建築基準法など建物の建築に関する法律・条例・命令等に違反したとき
(3)建築設計業務に関して不誠実な行為をしたとき

引用:https://suumo.jp/yougo/k/menkyotorikeshi/(アクセス日2020/7/5)

と書かれています。

ですから一級建築士、ないしは二級建築士の免許を取得するのも容易ではありませんが、免許取得後も、健全な社会生活を営んでいなければなりません。

とくに建築法や建築基準法に違反した場合には、免許取り消しという重い罰則を受けることになります。

もちろんレオパレス21の建築士たちの場合は、会社からの圧力というものがあったとは思いますが、だからといって違法な建築物にかかわったことへの責任が免れるということはないようです。

また今回の処置は他社の建築士への見せしめのような意味合いもあるのかもしれません。

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