不動産の契約書の甲や乙とは誰のこと?


2020年になりました。

昨年はアパートに関連した不祥事が相次いだ1年でした。

レオパレス21の大規模な施工不良や、大和ハウス工業の建物にも施工不備が発覚しました。

そのおかげで、賃貸住宅経営への不信感が増した1年だったようにも思います。

ところで2020年はどうなるのでしょうか。

花画像

アパートオーナーにとって2020年は明るい1年となるのだろうか。

ところでアパートの管理会社と交わした契約書を時々見ることがあるかもしれません。

実際のところ、小さな字で、いろいろなことが書かれていますので、なかなか読むのには根気がいります。

ところで読むのには大変であっても、とても重要な事柄が記載されています。

ですから時々、読み返してみるのは良いことだと思います。

ところで、契約書に書かれている文言のなかに、時々「甲は○○」「乙は○○」と書かれている場合があります。

最初に読んだ時、「甲は○○」と書いてあるが甲とは誰の事?

「乙は○○」と書いてあるが乙とは誰の事?

と考えたことでしょう。

そこで何度か読み返しているうちに、甲が誰で、乙が誰のことか、なんとなくわかってきたということもあるでしょう。

この甲や乙の記載は時々見かけますが、決まりのようなものがあるようです。

このてんについてウィキペディアによると

「甲」「乙」などの表現は、現代日本における「A」「B」や「ア」「イ」などと同じように特定の固有名詞に代わって表現するための記号に相当し、現代において不特定の人あるいは無関係な第三者を指すために「Aさん」「Bさん」「Cさん」と表現するところを、中世日本では「甲人」「乙人」「丙人」といった表現したのである。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/甲乙人(アクセス日2019/12/25)

と書かれています。

それでよくAさん、Bさんと言うことがありますが、それと同じようなものであるということです。

そして不動産の契約の場合は、基本的には

甲とは所有権に関する事、所有者のことを意味するようです。

そして

乙とは所有権以外に関する事、つまりは所有者以外のことを意味するようです。

ですからアパートの入居者の場合は、契約書においては、乙のことを指しているようです。

ですから「乙は○○」と書かれているならば、入居者(賃借人)の責任のような事柄が書かれていることになります。

また管理会社との契約の場合は、甲がオーナー、乙が管理会社ということになります。

追記:「甲乙つけがたい」という言葉はがありますが、優れているのがどちらか判断しづらいという意味で用いられる言葉です。

例えば特定の資格をお持ちの方なら、甲種、乙種という区分に分類されている方もおられるかもしれません。

また焼酎にも甲種、乙種というものがあります。

さらに甲、乙、丙は等級や階級によく使われている文字で、優先順位が高く、ランクが上だと判断されるものには、甲に近い文字が割り振られることが多いようです。

なので不動産の契約書等で所有者、つまりはアパートオーナーが甲で表されていることは、アパートオーナーが立場上では、入居者さんや管理会社よりも優れているということになります。

もちろん今の時代、借りているほうを保護するための強力な借地借家法がありますので、アパートオーナーの思う通りにはいかないのが現実で、管理会社や入居者さんのことで気苦労することも多いとは思うのですが。