温暖化による豪雨被害は賃貸住宅経営の逆風になる

アパート画像 アパート事業のリスク

近年は自然災害による被害が増大しています。

例えば地震や台風、豪雨被害が頻発しています。

数年前に生じた西日本豪雨被害では、被害を受けたアパートも数多くあるようで、このようなケースで修繕費用を補償してくれる保険に加入していなかったアパートオーナーさんは大変な状況にあるようです。

ところで気候変動、地球温暖化によって、これまでになかったのような自然現象が生じるようになりアパートオーナーも影響を受けています。

アパート画像

大東建託設計施工管理のアパート。

もちろん自然災害で甚大な被害を受けるアパートオーナーさんは、今でも少数派ですが、しかし増加傾向にあり、被害に遭っていないアパートオーナーさんも、年々値上がりしていく火災保険料の支払い負担増に悩まされていることでしょう。

ところでこの火災保険料、加入は任意とはいえ、今の時代、加入しないことにも大きなリスクが伴います。

ところでそのようなさなか賃貸住宅最大手の大東建託は気候変動による事業の影響について積極的に開示しているようです。

住宅新報web2019/5/13の「気候変動に関する透明性の高い情報開示を目指す 大東建託」という記事には

大東建託はこのほど、金融安定理事会(FSB)が設立した「気候関連財務情報開示タスクフォース」の提言に賛同し、気候変動が事業に及ぼす影響について情報開示を更に推進することを決めた。同社ではそのリスクなどを把握し、環境報告書や統合報告書などのツールを通じて透明性の高い情報を開示していく。

気候変動に関する透明性の高い情報開示を目指す 大東建託 – 住宅新報web | 賃貸・管理,賃貸・地域・鑑定,マンション管理 (jutaku-s.com)

と報じました。

賃貸住宅の管理戸数で最大手の大東建託グループの場合、気候変動とそれが賃貸住宅に及ぼす影響についてのデーターを開示すれば十分に社会を益するものとなることでしょう。

 

ところで実のところ筆者も物件オーナーの1人ですが、もう1棟アパートかマンションを持つことへのブレーキとなっているのが、この気候変動です。

2018年には大阪北部地震や台風による暴風を経験しましたが、幸い筆者の物件の被害は軽微なものでしたが、しかし今後このような災害にたびたび襲われることへの不安がありますし、また火災保険料も年々値上がりしていることも気になるところです。

人口減少、アパート供給過剰がリスクとなっているなかで、近年は気候変動もアパート経営のリスクとなりつつあります。

 

追記:地球温暖化の影響についてウィキペディアには

気温の変化
日本において、異常高温や猛暑日、ゲリラ豪雨の出現数が増加している[24]。また大雨の発生頻度も増加している・・

降雨の変化
降水パターンの変化や豪雨リスクの増大が既に世界的に観測されており、従来予測がむしろ控えめであった恐れも指摘されている[26]。日本においても降水量の変動が拡大し、小雨の年と多雨の年の差が激しくなっている。これにより渇水リスクと洪水リスクが同時に大きくなっており、局地的豪雨の増加なども観測されている

地球温暖化

 

と書かれています。

このようにゲリラ豪雨や大雨、洪水リスクが大きくなっているとあります。

今後のアパート経営において、風水害補償のある保険に加入することは必須の事柄といえるでしょう。

 

アパートと損害保険 自然災害被害や犯罪被害も補償される場合も



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