物件の目立つ傷や汚れを簡便に費用を抑えて修繕する方法 


アパートも完成時はほとんど目立った傷もなく、きれいなのですが、しかし徐々に傷などがついていきます。

床や壁などが汚れたり傷がついたりするものです。

またアパートの顔とも言えるエントランスも汚れたり傷が目立つようになることもあるでしょう。

この場合、お部屋の場合は、入居者が退去したあとに原状回復工事で修繕することになります。

しかしエントランスの共有部分だけでなく、分譲マンションの所有しているお部屋、また賃貸部屋でも気になる汚れや傷がお部屋にあるという場合もあることと思います。

この場合にどのように見た目を改善することができるでしょうか。

この場合、張り替える等で修繕するとしたらかなりの高額な費用がかかることでしょう。

また賃貸部屋の場合は、このような大きな工事は管理会社や物件オーナーと協議したうえで行わなければなりません。

しかし実際には費用も手間もあまりかけずに簡便に行えることがあります。

それは

化粧シートを活用するという方法です。

化粧シート、別名ダイノックカッティングシートとも言いますが、ホームセンターにも売っていますし、ネット通販のアマゾンで購入することもでます。

アパート画像

経年劣化とともに汚れや傷が目立つようになる。

もちろん触った時の感触も確かめたい場合は、ネット通販よりもホームセンターなどで感触を確かめて購入するほうが良いことでしょう。

そして様々な場面で活用することができます。

例えば浴室のカビがなかなか取れない場合は、防水の化粧シートを貼ることによって、改善を図ることができます。

もちろん浴室全面に貼る場合は、業者さんに依頼するほうが良いのかもしれません。

さらにはアパートのエントランスのドアまわりに貼ってみることによって改善することもできるでしょう。

他にもお部屋の床の傷があまりにも目立つという場合には、床に合ったカッティングシートを貼ることができるかもしれません。

このように化粧シート、カッティングシートとも言いますが、廉価に見た目を改善するのに役立つ品物です。

費用も化粧シートそのものは数千円程度で、業者さんに行ってもらうなら人件費がさらにかかりますが、自分で行うならば材料費のみで済むでしょう。

追記:化粧シートを購入したならば、その費用分は経費として計上することができます。

国税庁のウェブサイトには

 事業所得、不動産所得及び雑所得の金額を計算する上で、必要経費に算入できる金額は、次の金額です。
(1) 総収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額

引用:https://www.nta.go.jp/m/taxanswer/2210.htm(アクセス日2019/12/27)

と書かれています。

ですから化粧シートによる、修繕や原状回復費は、不動産収入に直結する事柄なので、当然のこととして経費計上ができます。

さらに減価償却の対象にもおそらくはなりません。

というのも国税庁のウェブサイトには減価償却について

使用可能期間が1年未満のもの又は取得価額が10万円未満のものは、その取得に要した金額の全額を業務の用に供した年分の必要経費とします。

引用:https://www.nta.go.jp/m/taxanswer/2100.htm(アクセス日2019/12/27)

と書かれており、10万円未満の場合は減価償却でなく必要経費となるからです。

おそらくは化粧シート購入費が10万円以上になることは、ほとんどないでしょう。

第8節 資本的支出と修繕費|国税庁 (nta.go.jp)