社員寮もいろいろなパターンがある アパートオーナーと関係が深いのは


以前にパワハラ問題でメディアで取り上げられた三菱電機伊丹製作所ですが、非常に大きな工場です。

伊丹製作所ということですが、実際には所在地は兵庫県尼崎市にあり、最寄り駅はJR猪名寺駅、塚口駅、阪急塚口駅ですが、この三菱電機の大工場の周辺には、三菱電機の独身寮が数多くあります。

さすが三菱といったところでしょうが、本当に数多くの三菱独自の社員寮があるのです。

ところでこの社員寮ですが、今では3つの方式があるようです。

ウィキペディアによると

寮の設置方法については、当該企業がその敷地内に設置しているものと、民間の不動産会社を通じて借り入れるものがある。前者の場合は賄い人により設備の維持管理が行われ、食事も支給されるところが少なくないが、後者の場合は賄い人がつかないため、設備の維持(主に修理)に関して企業を通じて交渉する以外、従業員が独自で対応するなど、賃貸契約・設備保守に伴う費用負担以外(光熱費・電話の契約など)は従業員自身で行う。この場合、賃貸料は企業・従業員の折半(給与から差し引く)とする場合が多い。

寮 – Wikipedia

と書かれていて

・当該企業がその敷地内に設置していて企業が設備の維持管理を行ない、食事も支給されるというもの。

三菱電機などは、これに該当します。

・民間の不動産会社を通じて借り入れるもので、従業員が光熱費等は負担することになり、賃貸料も企業との折半。

このケースも多いですが、利用する社員は食事は自分で用意しなければなりませんが、気を使わなくてよいというメリットがあります。

そして3つめのケースとしては

・派遣元会社が登録派遣社員に対して入居させている寮で、通常のアパート / マンションを、派遣会社名義で通常の賃貸契約でただ単に借り上げており、敷金礼金や退出費や更新料も請求され、普通に個人が賃貸をする場合と変わりがないというもの。

どうせ社員寮で生活するならば、多くの費用を企業が負担してくれる1番目のケースがよいと思いますが、最近はそのような社員寮は縮小傾向で、2番目にあるような不動産会社から企業が借り上げるケースが多いようです。

ところで個人のアパートオーナーの場合は、最も関係するのは、2.3番目のケースかもしれません。

どのような形であれ入居してくださるのは、ありがたいことですが、3番目のケースは不況になると派遣切りなどが行われ、退去が頻発するというリスクがあります。

社宅として賃貸住宅に入居してくださることのメリット