立ち退き料の相場とは 引越し費用 今後の家賃免除・・

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完成間近のへーベルメゾン。

アパートを建て替えるためには、現入居者がスムーズに明け渡してもらうようにしなければなりません。

そのためには立ち退き料を支払わなければならないかもしれません。

明け渡しを求められている入居者も立ち退き料の支払いを期待しているかもしれません。

それでは立ち退き料の相場というものは、いくらになるのでしょうか。

実のところ立ち退き料の相場といったものはありません。

しかしどれぐらい支払えばよいかの目安となるものはあります。

その目安ですが

 

目安その1 引っ越し代を負担する。

筆者の周辺エリアでは引っ越し代の負担はよく行われているように思います。

実際のところ常識的に最低限、引っ越し代は負担したいものです。

 

目安その2 次の賃貸住宅を借りるのに要する費用を負担する。

そのなかには不動産屋への手数料、礼金といったものが含まれることでしょう。

敷金はおそらくは返金してもらえるかもしれませんが、新住居の敷金の足りない分も負担することになるかもしれません。

 

目安その3 次の賃貸住宅の家賃のほうが、数千円程度高いならばその差額を半年~1年ほど負担する。

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立ち退き料には、それ相応の費用がかかる。

最近は賃貸住宅が過剰気味で家賃相場も下がる傾向にありますが、もし次の賃貸住宅のほうが若干、家賃が高いのならば、その差額分を一定期間支払うこともあるかもしれません。

 

目安その4 立ち退き交渉に入ってからの家賃は免除する。

半年後に解体する予定ならば、最後の半年間の家賃は免除して立ち退き料とすることもできます。

実際のところ居住するのが、もはや危険ということで立ち退きを求める場合は、その後の家賃が免除されることはよくあることです。

 

目安その5 敷金は全額返還する。

これは当然といえば当然の事ですが、もはや原状回復のために修繕することはないのですから敷金は全額返還ということになるでしょう。

 

以上5つのてんを取り上げましたが、この中の幾つかを行ってみることができるかもしれませんし、なかなか明け渡そうとしない、ツワモノのような入居者の場合はすべてを行わなければならないかもしれません。

裁判にするのも時間と費用がかかります。

また小出しで提案して、相手の反応を見ながら、支払い枠を増やしていくことや、入居者ひとりひとり明け渡しの条件を内密にしながら異ならせていく方法もあります。

また上から目線で入居者に立ち退き交渉を行うと、へそを曲げられるかもしれないので、巧みに話を行う必要があります。(話が上手な奥様や娘などに話してもらうこともできます)

また高齢者の場合は、次の入居先を見つけるのにかなりの手間がかかる場合があります。

手間取る場合は、次の入居先を見つけるための手助け等が必要かもしれません。

 

このようにいずれにしても建て替えるさいには、時間と手間、そして費用がかかることは間違いのないことで、よい準備と計画のもと行っていく必要があるでしょう。

 

追記:昔は立ち退き料の相場のようなものが、あったかどうか定かではありません。

筆者も若い時に、アパート建て替えのために、アパートオーナーさん夫妻が訪問してこられ立ち退きを要請されたことがあります。

この時は突然のことだったので、ただ言われることを聞いていただけだったと思います。

この時は、その後の家賃は免除されたこと、入居のさいに支払った敷金は全額返金してもらったことを覚えています。

ただ引っ越しについては知人にすべて行ってもらったので、引っ越し代については出してもらっていません。

今から思うと、さらにいろいろと請求できたかもしれないとも思いますが、どちらかと言えば、立ち退きを要求された時に、おとなしくそれに応じるケースが今でも大半ではないかと思います。

そのほうがオーナーさんには助かるのでしょうが。

それにしても立ち退きのさいに、入居者にどれぐらい補償しなければならないかの明確な基準は今でもありませんので、あくまでも周辺で行われている事柄を目安にして行わなければならないでしょう。

日本の場合は、入居者が立ち退きに応じてくれなければ、ややこしくなります。

地上げ屋 – Wikipedia



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