競合物件の多いエリアにアパートがある場合は、そのなかで自分のアパートを選んでもらえるのは容易ではありません。
とにかく競合物件よりも、何かのてんで目立たさなければ入居者は決まりません。
その1つが、コストパフォーマンスで目立たせるというてんですが、競合物件のフリーレントが1カ月ならば、3カ月にするかなどして選んでもらいやすくするのです。
とくに長期入居を考えている入居者ならば、家賃を他物件よりも数千円安くすると選んでもらいやすくなるでしょう。
ところで費用面だけでなく他の方法でも他物件にない仕方で目立たせることができます。
フリーレントの基礎知識。メリットや賃貸物件の探し方、注意点を解説|へや学部|URくらしのカレッジ|UR賃貸住宅 (ur-net.go.jp)
それは設備面です。
とりわけこれから新生活を始めるような単身者には設備面での充実は魅力的に映ることでしょう。
筆者の所有物件のあるエリアから少し離れた場所に3階鉄骨建てのアパートがありますが、ターゲットにしているのは学生や専門学校生です。
駅からは徒歩で20分以上かかる立地的にはあまり良いとはいえない場所にありますが、現状は満室です。
お部屋は1K、部屋の広さは25㎡ぐらい、バスとトイレは分かれているというまずまずのお部屋です。
ところで一般的には単身者向けのお部屋には、エアコンや給湯器は設置されていますが、このお部屋にはそれに加えて冷蔵庫も設置されているのです。
学生や専門学校生の場合でしたら、冷蔵庫はわざわざ購入しなくても設置されているならばありがたいかもしれません。
ところで単身のOL女性をターゲットにしているならば、浴室で、こった演出することもあります。
例えば広めの浴槽を置いたり、ミストサウナを設置したりすることによって、働く女性を引き付けるという方法があります。
もちろんファミリー向けのお部屋となると、演出方法も異なると思いますし、冷蔵庫を設置することは、逆効果になるかもしれません。
いずれにしても、ターゲットを絞り、そのターゲットとなる入居者さんを引き付けるような、インパクトを与えるような演出をすることが競合物件の多い中で選んでもらえるようにするポイントです。
追記:入居斡旋において最も効果があるのは、やはりコストパフォーマンスです。
コストパフォーマンスについてウィキペデイアには
コストパフォーマンス(英語: cost performance)とは、あるものが持つコスト(費用)とパフォーマンス(効果)を対比させた度合い。コスパやCPと略されることもあるほか、費用対効果や対費用効果ともいう[1][2]。
建設コンサルタントや官公庁での会議や打ち合わせでは費用便益比、もしくはB/C(ビーバイシー、benefit by cost の略)とも呼ばれる。
数値を算出する場合は、効果を費用で割る。すなわち、費用が安く、効果が高いほど、コストパフォーマンスが高い。
と書かれていますが、礼金を抑えたり、フリーレントを行うこともコストパフォーマンスを訴えることになりますが、最も効果があるのは、家賃を他の競合物件よりも数千円程度安くすることです。
競合物件の家賃が60000円程度ならば、募集家賃を58000円にするなどしてコストパフォーマンスを演出することができます。