賃貸住宅暮らし 家賃以外で支払わなければならない住居費


最近は入居のさいには家賃保証会社の保証を得ることが求められることが少なくありません。

例えば賃貸住宅最大手の大東建託の場合には、原則ですが大東建託の保証会社への加入が求められており、契約時には15000円、そして毎月2%か5%の支払いが毎月求められます。

例えば家賃が60000円の場合の2%は1200円です。

ということは毎月、家賃に加えて保証会社に1200円を支払うことになります。

一方で5%となると保証会社に毎月、60000円の家賃に加えて保証会社に3000円を支払うことになります。

けっこうな負担です。

ファミリータイプのマンションで家賃が100000円となると、2%で2000円、5%で5000円となります。

5000円となると管理費と同じぐらいの負担となります。

さらに家賃保証会社への支払いだけでなく管理費は必ず家賃とともに支払わなければなりません。

エレベーターのないアパートで毎月3000円~5000円

エレベーターがあると毎月5000円~10000円ぐらいでしょうか。

ですから住居のためにかかる費用は家賃だけではなく、それに加えて管理費や家賃保証会社への保証料がかかってきます。

アパート画像

大東建託設計施工管理の木造アパート。

そして、もしものために入居者が火災保険に加入することが求められる場合があります。

火災保険の加入は任意という場合も少なくありませんが、入居者の不注意で水漏れトラブルやその他の事故を起こしてしまって多額の賠償責任を負ってしまう可能性があることを考慮して加入しておくほうが無難でしょう。

もちろん火災保険と家賃保証会社への加入は原則求められるということですが、一方で家賃と管理費については必ず支払う必要があります。

ですから家賃保証会社への加入は必ず加入しなければならないというわけでもありません。

入居者の属性に全く問題がなく、強力な保証人をつけることができるならば、家賃保証会社への加入しなくてもよいかもしれません。

また入居者が加入する火災保険も、不動産屋が提案する保険会社以外で選ぶことができる場合もあります。

自分にぴったりとあったサービスを提供し、しかも火災保険料も最小限に抑えることができるものに加入して、かかる費用を抑えることもできます。

いずれにしても入居にかかる費用は家賃だけにとらわれるのでなく、その他にもかかる費用があることを計算して、自分にあった賃貸暮らしを設計することができるでしょう。

追記:最近は礼金、敷金が0円ということも少なくありませんが、しかしそうでない場合も多くあります。

礼金や敷金がどれくらいかかるかについて大東建託のウェブサイトには

1.敷金の相場:家賃の1~2ヶ月分
家賃の滞納や部屋を汚したり壊したりした場合の修繕費にあてる担保金のこと
2.礼金の相場:家賃の1~2ヶ月分
契約のお礼として貸主に支払うお金のこと
敷金・礼金だけでも、入居する家賃の2~4ヶ月分の費用が発生します。
敷金・礼金がそれぞれ1ヶ月分だったとしても、初期費用総額の4割を占めます。

引用:https://www.eheya.net/campaign/1602_zero_c/(アクセス日2020/1/6)

と書かれています。

ですから礼金や敷金も入居するさいにかかる費用として計算しておく必要があるでしょう。

礼金 – Wikipedia