賃貸住宅の駐輪場に屋根を設置することのメリット デメリット

マンション画像 設備
駅直結の人気の分譲マンション。

地方などでは賃貸アパートに車の駐車場は必須のものとなりますが、一方で市街地のアパートとなると自転車所有者は少なくないと思います。

しかも市街地となると自家用車はなくても自転車は所有している方が少なくありません。

市街地となると買い物や病院に行くにしても必ずしも車が必要となるわけではないからです。

ほとんどの道路では駐禁になっていますし、市街地のなかではどこでも車を駐車するとなると駐車料金がかかります。

ですから市街地や都心部に住む入居者さんは車での移動が必要な場合は、カーシェアやレンタカーを借りて必要を満たしている方も少なくないようです。

一方で自転車となると、ほとんどコストがかからないので、重宝している方も少なくありません。

私の所有物件にも自転車の駐輪場が設置されており、物件利用者に十分に活用されています。

ところで物件の魅力アップにつなげる事柄の1つに

駐輪場に屋根をつける

 

ということがあります。

アパートやマンションによると駐輪場に屋根のついていないものもありますが、屋根がついていないと雨ざらしになってしまいます。

となると自転車に錆が生じやすくなってしまうことでしょう。

 

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駅直結の人気の分譲マンション。駐輪場は雨ざらしにならないような仕方で設置されている。

とくに最近では、雨ざらしにさせたくない電動自転車も増えていますし、高額な自転車を所有している方もおられます。

そのような自転車はなるべく雨ざらしにしたくないことでしょう。

ですから自転車の駐輪で雨ざらしになるかどうかで、入居するかしないかを選択する入居者もおられることでしょう。

ということで駐輪場に屋根をつけることは、物件の魅力アップで行うことは良い方法の1つといえるのです。

そして設置費用もあまりにも高額ということでもないということもメリットといえばメリットです。

例えば長さが6m程度で、20~30万円ぐらいのようですので、比較的簡便に物件の魅力アップを行うことができる方法といえるでしょう。

 

追伸:2,018年9月に京阪神地方を襲った台風21号も暴風で、多くの駐輪場の屋根が飛ばされたり、損傷を被ったようです。物件の魅力アップに駐輪場の設置は効果的なものになることには違いないようですが、しかし暴風などの災害などには弱いようです。

さらに駐車場に屋根を設置することによって、建ぺい率の基準に不適合になることがあります。

建ぺい率についてウィキペディアには

建ぺい率[1](建蔽率、けんぺいりつ)とは、敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合のこと。防火上と住環境配慮目的がある。

建ぺい率 – Wikipedia

と書かれていて、敷地面積に対する建築面積の制限ということです。

そして屋根のない駐車場については、建築物とはみなされませんが、屋根をつけると建築物とみなされるようになり、建ぺい率において不適合になってしまうことがあるのです。

建ぺい率については地域によって割合や緩和要件も異なりますので、自治体の担当部署で確認することが必要です。



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