乗り物では、JRなどで等級があります。
例えば普通車に対してグリーン車、新幹線ではグランクラスがあります。
航空機では、エコノミーに対してビジネスクラス、ファーストクラスがあります。
これらの等級の違いは、なんといっても利用する価格です。
普通車よりもグリーン車、グリーン車よりもグランクラスの料金は高くなります。
そして受けるサービスも異なってきます。
等級も高くなれば、それだけ受けるサービスも手厚くなります。
しかし乗車が終われば、エコノミーもファーストクラスもサービスは終わりです。
じゃあなぜ人は値段が高くても高い等級を選ぶのでしょうか。
なかには優越感やステータスにこだわりそうする方もいるのでしょう。
このステータス、日本語では社会的地位のことですがウィキペディアによると
社会的地位(しゃかいてきちい)とは、社会の中に確立された、人々の名誉や威信を伴う位置。近代社会では、職業が地位の主な規定要因と考えられている。職業は、経済力や生活水準や学歴や人間関係などの情報も含む総合的な地位の指標だからである。それ以外に、趣味なども社会的地位に影響を及ぼす。
このように自分は他人よりも信頼できる優れた人間なのだということをアピールするということなのでしょう。
ところで人がステータスをアピールする手段として最近ではタワーマンションがあります。
タワーマンションの区分所有者=社会で成功している人間、つまりはステータスをアピールできる手段になっています。
しかし最近の風水害によって、本当にタワーマンションに住むだけの価値があるのだろうかという疑問が生じています。
タワーマンション=災害に決して強くない、ということが明らかになってきています。
しかもタワーマンション、購入価格が高いでけでなく、維持管理コストも通常のマンションよりも数倍するという意見もあります。
となるとマンション販売業者が人間の優越感をくすぐって利益を得ているとしか思えなくなってしまうのですが・・。
いずれにしても人の優越感を利用して、利益を得るビジネスというのは乗り物から不動産にまであるものです。
本当に賢い人は、そのようなビジネスのカモのされないように注意しながらステータスのあるサービスを活用することだと思います。
追記:ステータスのあるものには維持管理に多額の費用がかかることがあります。
タワーマンションも例外ではありません。
例えば
タワーマンションの修繕費ってこんなにもかかるの?
という記事には
通常の分譲マンションよりも修繕積立金が
2.5倍もかかるのです。
しかも工事期間も、通常の分譲マンションよりも、はるかに長い期間がかかるともいわれています。
そう考えると、タワーマンション、富裕層でないのに無理して買ってもどれだけのメリットがあるのかと考えさせられます。
と書かれています。
このように、共有部分の大規模修繕のための修繕積立金が、通常のマンションの約2.5倍かかるというのです。
ということは毎月、約3万円以上ということでしょうか。
しかも修繕期間も長くなり、多少の不便を感じる期間が通常のマンションよりも長引くことになります。
そう考えると、本当に購入するだけの価値があるのか考えさせられます。