筆者の所有物件のある周辺エリアにおいて賃貸アパートやマンションは多々あります。
しかし通勤圏にある市街地のエリアなので、土地価格はとても高いので、一個人が土地を買ってアパートを建てるということは、ほとんど難しいようです。
ですからこのエリアの賃貸住宅オーナーはほとんどが、もともとの地主さんで、自分の土地にアパートを建てたオーナーさんか、資金力のある会社が、会社の事業として土地を買いアパートかマンションを建てて、賃貸住宅経営を行っているかのいずれかです。
ということで、市街地の恵まれたエリアにおいて、もともと地主さんだった場合は、まさにアパート経営を行う、うってつけの機会があることになります。
そのような地主さんの場合、所有土地の担保価値も高いので、銀行からアパートローンを借りやすいことでしょう。
つまりは賃貸住宅を建てるのに恵まれた土地の地主かどうかは、ツキのようなものが大きいように思われます。
ところで地主でない場合はどのようにしてアパート経営を始めることができるのでしょうか。
都心部や市街地の中心地などの物件は土地価格が非常に高いので、土地を購入してアパート経営を行うのは一個人が行うのは現実的ではありません。
となると比較的、土地価格が安い地方へと目が向きますが、利回りが高い地方物件から手始めに始めることができるかもしれません。
もちろん空室率が50%を超えるような、利回りが高くても人気のない物件は避けなければなりません。
そして収益性の高い物件で、収益を得て、今度はその物件を担保に、さらに収益性の高い物件を購入して、さらに収益を得ていくという方法を取って、ステップアップしていき、その後、収益性は低くても安定性の高い都心部や市街地の物件を購入するという方法もあるかもしれませんし、ずっと収益性の高い地方の物件のみでビジネスをしていくという方法もあるでしょう。
優良エリアのもともとの地主というのは確かに有利ですが、しかしそうでなくても手間と頭を使えば、上手にアパート経営を行っていくことができる可能性があります。
追記:ウイキペディアには地主について
地主(じぬし)とは、家屋、アパート、マンションまたは不動産等の所有者である。そこでは、個人またはビジネス上の賃貸借契約が為され、借主は、借家人、居住者、店子等と呼ばれる。法人がその立場にいる場合もある。他の用語としては貸家人やオーナーがある。「女将」という言葉は女性オーナーに使うことができる。しかし、地主は、両方の性に適応する。
日本においては戦後、地価が高騰したため、「地主は大金持ち」というイメージが今でも強く残っている。[独自研究?]多くの地主は、家主を兼任している。・・
日本の著名な地主は、本間氏、市島家、伊藤文吉、田部長右衛門 (23代)、堤義明など。
と書かれています。
ウィキペディアの説明では、地主は戦後、土地価格の高騰とともに力を増していったようです。
需要のあるエリアにおいて土地価格高騰→賃貸住宅経営という構図になっていて、なかには財閥になるほどの方もおられるようです。
追記:土地価格の高いエリアでは、比較的資金力のある法人が賃貸住宅経営を始めることが少なくないようです。