昔のことですが、賃貸住宅最大手の大東建託の営業社員が、父の家を訪問していたころのころですが、自宅をマンションに建て替えることが決まりつつあるころに、長さを測るためのメジャーを持参してきて、そこで自宅やお庭、また父が所有している土地の長さなどを測ったりしたようです。
つまりはアパートやマンションを提案する、彼らののような営業マンにとってはメジャーは必須の道具であり、現地調査においてしばしば活用しているようです。
ところでメジャー以外にも、必須ともいえる道具があります。
それが懐中電灯です。
懐中電灯によって、暗くて見にくいところに光をあて確認することができます。
さらに最近は天井裏の施工不良が問題になっていることがありますが、可能であれば天井裏などに、懐中電灯の光をあてて、きちんと施工されているかどうかを確認することができます。
さらに役立つ道具をあげていきますと
・双眼鏡
双眼鏡によって、外壁などのなかの目に届きにくい状態を確認することができます。
さらに屋根などの状態を確認することができます。
・水平器
最近はスマートフォンでも水平器の役割を果たすものがありますが、水平器によって建物の傾きを確認することができます。
尋常でない傾きがあるならば要注意な建物といえるでしょう。
・デジカメ
最近はデジカメでなくても高画質の写真をとることのできるスマートフォンもありますので、それでも良いのかもしれませんが、修繕箇所や後でしっかりと確認したいところの写真をとっておくことは、後ほど役立つことがあります。
・方位磁石
方位磁石によって方角を知ることができます。
とくに土地勘のない場所になると、どちらが北で南かわからないことがあります。
とりわけ物件においては方角を正確に把握することは重要です。
というのも日当たりの状態を知ることができるからです。
最近ではアイフォーンでも方位を知ることができるアプリが搭載されていますが、このようなケースで活用することができるでしょう。
他にも、建物の基礎や外壁のクッラクの幅を測るクラックスケールや周辺エリアの地図なども現地を調べるうえで役立つ道具となるでしょう。
追記:不良賃貸物件の見分け方
という記事には
不等沈下は致命的な不良物件になります。
不等沈下とは建物全体が均等に地盤沈下するのではなく、場所によって沈下することです。
そのような物件は傾いていたり、大きなヒビが入っている場合があります。
このような場合は見た目にもわかる場合がありますが、致命的な欠陥で例え安くても購入は控えたほうが賢明でしょう。
と書かれています。
このように不等沈下が見られる物件は、致命的な欠陥となります。
他にも外壁のヒビですが、指がすっぽりと入るほどの、大きなヒビは問題物件です。
また木造住宅で、外壁が膨らんでいる場合は、柱が腐っていることがあります。
そして天井に注意して、雨漏りしていないかどうかを調べてみることもできるでしょう。
このように、つぶさにチェックしていくならば、建物の欠陥に気づかされることがあり、欠陥住宅を購入したり、住んだりすることを回避することができます。