筆者の物件の近くの周辺エリアに大東建託の新しいアパートが建ちました。
典型的な大東建託デザインのアパートですが、2階建てで1階が5戸、2階が5戸の10戸アパートです。
すでに入居が開始されていますが、入居が決まっているのは2階が4戸、そして1階1戸です。
家賃も2階のほうが数千円ほど高いのですが、それでも2階のほうが埋まってきています。
なぜか1階のほうが人気がないのです。
しかしこれはたまたまそうなったわけではありません。
全体的な傾向としてアパートマンションは住居については1階が人気がないといわれています。
おそらく家賃も1階は2階以上の部屋よりも安くなっていることでしょう。
そしてこれには様々な理由が考られます。
まず1階の場合、防犯的に不安があるというのがあるのかもしれません。
外壁で守られていても乗り越えられる可能性がありますし、常にカーテンで中が見えないようにしておかなければならないといてんもあることでしょう。
また洗濯物も干しにくい、布団を干しにくいということもあるでしょう。
さらに2階の足音などの騒音が嫌だという方もおられることでしょう。
こうした理由で1階は敬遠されるように思います。
こうした事情から1階を住居にしないアパートマンションも少なくありません。
例えば1階部分をテナントと駐車場にしているマンションがあります。
実際のところテナントについては1階が最も人気があります。
もちろんテナントは空状態が長く続くと厳しいですが、しかし住居と比べて、経年劣化による家賃下落の幅が少ないように思います。
つまりは優良な事業者に長く入居していただくならば、20年、30年と経っても安定した家賃収入が入るというメリットがあります。
ところで1階対策として行われている事柄としては、1階をオーナー使用部屋にするという方法です。
2階以上を賃貸にするという方法です。
こういう形態の賃貸住宅も時々見かけます。
もちろん1階のメリットがあるとすれば、階段の上り下りをしなくても良いというてんはありますが、しかし全体的な傾向としては今後も敬遠されることが多いことでしょう。