現在のところ、世界の超大国はアメリカです。
とりわけ軍事的にも経済的にも他国よりも抜きんでており、経済的には中国が追いつきつつあると言われていても、アメリカの経済的な優位性は変わらないでしょう。
当然のこととして、有力な日本企業もアメリカ進出を行っているわけですが、最近では建設会社もアメリカ進出に力を入れてきているようです。
そのなかでも積極的な建設会社の1つが
積水ハウス
です。
日本国内では、人口減少が生じており、国内事業だけでは、成長が見込めない時代にあって、海外に活路を見いだそうというわけですが、海外のなかでも外すことができないのが、アメリカ市場ということのようです。
とりわけアメリカ市場のメリットとしては
・超高額所得層に属する人たちが多数存在する
ということがあります。
そのような人たちに、高品質をうりにしてきた積水ハウスの住宅がマッチングするのではないかとの考えがあるようです。
たしか世界で億万長者の人数で、最も多い国はアメリカで、2番目が意外や意外、日本なんだそうで、日本でも積水ハウスの高級住宅は、受け入れられてきましたが、さらにアメリカのように日本以上に億万長者が多い国では、積水ハウスの高品質な高級住宅が受け入れてもらえるなら、アメリカで大きな成長が見込めるのではないかとの思惑があるようです。
さらにアメリカでは近年、自然災害が多発しています。
例えば大規模な森林火災、ハリケーン、竜巻による被害が増大しているようですが、そのことによってアメリカでは
・災害に強い住宅への変革の時期
にきているようで、その変革の機会に、積水ハウスがアメリカ市場に食い込みシェアを獲得していきたいという狙いもあるようです。
もちろん企画が、その後、どのように発展していくはわかりません。
戸建住宅のシャーウッドだけでなく、賃貸住宅のシャーメゾンもアメリカ市場に広がっていくかもしれません。
たしか賃貸住宅最大手の大東建託も、アメリカに投資をしており、機会があればアメリカ版のDK SEKLECTを展開していくということがあるかもしれません。
いずれにしても日本のアパートオーナとは、あまり関係がなさそうなことですが、しかし自動車業界のようにアメリカで成功すれば、建設会社は潤い、アパートオーナーにもなんらかの恩恵があるかもしれません。
追記:業績好調を維持している積水ハウス!!
という記事には
積水ハウスとはいえ社会の不動産投資ブームの沈静化のあおりを今後受けるのではないかとの懸念がありますが、収益の柱が大東建託とは異なり何本もあるのが強みともいえます。
そして今後期待されているのが海外事業で、当初は赤字だった事業も黒字に転じ、収益の柱へと成長しつつあるのも株価の堅調に寄与しているようです。
投資の原則の1つにリスクを分散させるというものがありますが、積水ハウスの場合は様々な事業を手がけているので、1つの分野に陰りが見えても他の成長分野でカバーするという好循環が生じており、今後も大和ハウス工業とともにハウスメーカートップの地位を維持していきそうです。
と書かれています。
そしてここにあるとおり積水ハウス、大和ハウス工業は建設業界のトップ企業ですが、大手ゼネコンをも上回る業績を得ている要因は、建設業のなかでも、様々な分野を手がけていることにあり、そのてんがゼネコンや大東建託との違いでもあります。