現代の生活をしていくうえで最低限に必要なものといえば、電気、ガス、水道です。
これらは最低限必要なライフラインといえるでしょう。
ところでこれらのライフラインのうち、電気については全国どこでも料金に大差はないと思いますし、新電力会社をうまく選択することによって、電気料金を抑えることもできます。
また太陽光パネルの設置等によっても、電気代をコントロールすることもできます。
その一方で水道代となると事情は異なります。
実のところ、この水道代については、住む場所によっても、かなり違うことがあります。
例えば都道府県別では水道の基本料金が高いのは
北海道、佐賀県、福島県
となっています。
その一方で水道の基本料金が安いのは
静岡県、千葉県、富山県
です。
そして最も水道の基本料金の安い静岡県と最も高い北海道とでは、約3倍もの料金の差があります。
ですから見過ごすことができないのです。
さらに細かく分析してみますと、家庭用20㎥あたりの水道料金について
最も高いのが
夕張市(北海道) 6841円
となっています。
その一方で
最も安いのが
富士河口湖町(山梨県) 835円
です。
このように8倍もの格差があることがわかります。
なので自分が住んでいる地域の水道代は高いのか安いのか、あるいはアパートやマンションがあるエリアはどうなのかを知っておくことはよいことでしょう。
水道代は、毎月のことですから、1カ月で3000円でも違うと年間で36000円の差が生じることになります。
ところでガスについても住むエリアによって異なることがあります。
大きく異なるてんは
都市ガスかプロパンガス
かというてんがあります。
都市部に住んでいるならば、ほとんどが都市ガスだと思いますが、地方になるとプロパンガスを使用している場合も少なくないと思います。
端的にいうと、住むところの近くに都市ガス管があれば、都市ガスにすることができるのですが、そうでなければプロパンガスに頼らざるをえません。
そして一般的にはプロパンガスよりも都市ガスのほうが安いのですが、しかしプロパンガスの料金は幅が広くて、場合によれば都市ガスよりもプロパンガスのほうが安い場合もあるようです。
しかしやはりプロパンガスの場合は毎回ガス販売員がボンベを契約者の家まで配達する必要があるため、必然的に人件費やガソリン代などのコストがかかり、この配送にかかるコストはプロパンガスの小売価格の大部分を占めていると言われています。
ですから地域によれば、プロパンガス代が非常に高いということもあり得ることなのです。
このようにライフラインといえども、日本の場合は全国一律というわけではなく、地域によって料金が異なるのです。
アパートオーナーであるならば、自分の物件のライフラインの料金がどのようになっているのかを知っておくのはよいことでしょう。
光熱費 – 賃貸用語集|いい部屋ネットの大東建託リーシング (eheya.net)