ある住宅は幹線道路の裏側にあるので、さほど幹線道路の騒音が気になることはありません。
さらにこのエリアでは、閑静な住宅エリアとも知られているエリアなので、立地的には良いように思えます。
しかしただ1つ問題があります。
それはなんでしょうか。
それは幹線道路沿いにある焼肉屋さんの臭いがするのです。
営業時間中にです。
おそらくは夕方から晩遅くまでそのような臭いが、ほぼ毎日することでしょう。
好ましい焼肉の匂いであっても、毎日毎日、夕方から晩にかけて臭うとすればうんざりでしょう。
このようにアパートの立地において良いかそうでないかを判断する事柄の1つに周辺の臭いがあります。
近くに臭いのする飲食店があって四六時中その臭いがするならば、立地的には適さないということになるでしょう。
さらに飲食店以外にも工場から流れてくる臭いが、頻繁にするようならば避けたほうがよいエリアになります。
そして臭いについては、実際に現地に足を運んで、自分で確かめてみる必要があります。
ところで他にも立地の良しあしを判断する別の要因があります。
うるさく吠え続ける犬が近くにいるかどうかです。
もちろん時々、人が近づくと吠える程度の犬ならば、ほとんど問題はないかもしれません。
しかも治安という面でも、適度に吠えてくれる犬は頼もしい存在です。
しかし度を超えて吠える犬。
しかも真夜中でも、うるさくしきりに吠える犬がいるのは問題です。
もちろん犬にも寿命があるので、しばらくすればいなくなることもありますが、いつまでそのような状況が続くかはわかりません。
よってそのようなエリアも避けたほうが無難でしょう。
他にも不特定多数の人や車が頻繁に出入りする店舗等があるエリアも好まれないようです。
例えばコンビニやスーパーなどがそれに該当することでしょう。
またガソリンスタンドなども該当します。
特にガソリンスタンドの場合は、スッタフの声がしきりに聞こえたり、ガソリンの臭いが漂ってきたりと立地的にはよくない事柄が重なります。
避けたほうがよいでしょう。
一方で保育園や個人経営の病院は該当しないかもしれません。
要は不特定多数の人が出入りすると、落ち着かないということがあるようです。
治安という面では安心かもしれませんが。
このように細かな要素を取り上げましたが、上記の事柄も入居者に影響を与える要素で、中長期的に入居率にも影響を及ぼす事柄です。
アパートの立地を検討するさいに留意すべき事柄といえるでしょう。
追記:悪臭防止法というものがあるようです。
環境省のウェブサイトによると
悪臭防止法の概要
1 目的
悪臭防止法は、規制地域内の工場・事業場の事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行うこと等により生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。
と書かれています。
ですから悪臭については、行政や自治体などに問い合わせなどして対処することができる場合があります。
アパートの立地 周辺に火葬場 墓地 処理施設といった施設があると・・