レオパレス21の施工不良物件の改修がこんなにも進んでいなかったとは・・


レオパレス21がアパート施工不良について公表したのが、2019年の2月ごろだったと思います。

最近は、世間の関心がコロナショックのことでもちきりなので、なかなか話題にもならないような状況で、アパート施工不良も遠い昔のように感じ、すっかりと解決した問題なのかと錯覚しがちですが、

日本経済新聞2020/4/30の「レオパレス、年内の改修工事完了を延期 コロナで休止」という記事を読んで、あまりにも改修工事が進んでいないので驚きました。

記事によると

施工不良問題を抱える賃貸アパート大手のレオパレス21が、明らかな不備が確認された物件の改修工事の完了時期を延ばすことが29日わかった。同社はこれまで完了時期を2020年12月末をメドとしていた。改修工事のペースが遅れ足元で完了したのは対象の1割にも満たないのに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で改修工事を原則休止しているためだ。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58624510Z20C20A4TJC000/(アクセス日2020/5/1)

と報じました。

もうアパート施工不良を公表して1年以上になりますが、改修工事が完了したのは、改修の対象となる物件の1割にも満たないとは・・。

具体的には物件の改修が完了した棟数は20年3月末時点で990棟で、それが対象物件の1割以下になるんだそうです。

ということは改修がまだの対象物件は、12000棟ほど残っているということになります。

そして現在のペースで進むならば、すべてが完了するまでには9~10年はかかることになります。

こんなにも時間がかかるならば、一部の対象物件は物件としての寿命がきてしまうのではないかと思ってしまうほどの遅さです。

しかしレオパレス21としては改修の対象となる物件の工事の完了を2020年末までにはとのことだったようですが、残り12000棟ほどの物件の改修を行うのはどう考えても不可能で、なんでほぼ不可能とわかっていることをアナウンスしたのか?

国土交通省のが怖かったのでしょうか?

そして今回は新型コロナウイルスの感染拡大で改修工事を原則休止しているために、2020年ですべての改修工事を完了させるのは無理と公表したようですが、別にコロナショックがなくても難しかったのではないかと思います。

ところでこれまでの改修工事が遅くなってきた理由ですが、レオパレス21の側の説明では

・大工の確保が難しかったこと

・入居者の一時退去が困難な場合があった

ということのようです。

しかしそれにしても、こんなにも改修工事が遅いとは。

しかも今回の改修の対象となるものは1万3000棟超で天井裏に延焼を防ぎ、音を遮るための壁が設置されていないといった重大な施工不良の物件のことです。

そしてそれ以外にも約1万7000棟には軽微な不備が確認されていて、こちらの不備の改修工事はいつになるのかまだ決まっていないんだそうです。

改修工事が進まない事情はいろいろとあるのかもしれませんが、せめて重大な不備のある物件の改修だけでも、もっと迅速に改修工事を進めてほしいものです。