レオパレスオーナーの集団訴訟 初戦は敗訴


最近の賃貸住宅経営はサブリース、つまりは一括借り上げによるものが多くなりました。

ですから昔は、アパートオーナーと入居者とのトラブルがしばしば生じたものですが、最近ではアパートオーナーと入居者とのトラブルというのはあまりありません。

これが一括借り上げによる賃貸住宅経営のメリットといえばメリットになるのかもしれません。

しかしその一方で、別のトラブルが生じるようになりました。

それはどのようなトラブルでしょうか。

それはアパートオーナーと

一括借り上げ会社

とのトラブルです。

おそらくは多くのアパートオーナーが、程度の差こそはあれ一括借り上げ会社に、なんらかの不満を持っていることと思います。

アパート画像

レオパレス21のアパート群。

そしてその不満が大きくなっていくと・・

やがては裁判へと発展していくことがあります。

そして今、注目されているのがレオパレス21のアパートオーナーたちと、レオパレス21の裁判です。

ところでこれまでも、アパートオーナーと一括借り上げ会社との裁判は時々ですが、生じていたようですが、ほとんどの場合、アパートオーナーの敗訴という結果に終わっているようです。

アパートオーナーと一括借り上げ会社という事業者同士の裁判なので、どうしても法的な面では熟知した一括借り上げ会社が法的な面では違法なことを行っていないということで、有利になってしまうのかもしれません。

そういったなか今回こそは、アパートオーナーに有利な判定が下るかと多少は期待していましたが、日本経済新聞2019/7/2の「レオパレス集団訴訟でオーナー敗訴 備え付け家具巡り 」という記事には

備え付けの家具や家電のレンタル料を巡って契約違反があったとして、賃貸アパート大手「レオパレス21」(東京)と契約する全国のオーナー157人が、同社に総額約5億7千万円の支払いを求めた集団訴訟の判決が2日、名古屋地裁であった。前田郁勝裁判長は契約違反はなかったと認め、オーナー側の請求を棄却した。判決によると、レオパレスは築7年目に備え付けの家具や家電を交換し、オーナーにレンタルすると契約。オーナーらは「家具などが交換されないまま1部屋あたり月額約2千円のレンタル代を賃料から不当に差し引かれた」と主張していた。
前田裁判長は判決理由で、「月額約2千円は家具や家電の保守業務を含めた対価であり、入居者がいる場合に円滑に交換ができない可能性も当然予想できる」と指摘し、レオパレスが契約上の義務を果たしていると結論づけた。

引用:https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&n_cid=DSMMAA13&ng=DGXMZO46864800S9A700C1CN8000&scode=8848&ba=1(アクセス日2019/7/3)

と報じました。

このように、今回の裁判の争点は、オーナーが月額1部屋あたり2000円を支払ってレオパレスは築7年目に備え付けの家具や家電を交換しするという契約になっているのに、それが十分に行えていないというものです。

そこでその訴訟が棄却された理由は

・月額2000円のレンタル料には保守業務、つまりは修繕などはレオパレスが負担するので、それ相応の対価となる。

・入居者がいる場合に円滑に交換ができない可能性も当然予想される

というてんを上げています。

私個人は保守業務のための対価と、とらえるのはそうなんだろうなあと思いましたが、入居者がいる場合は交換がしにくいというのは??

と感じました。

もちろん家具家電が7年で壊れるということも考えにくく、なぜ7年にしたんだろうとも思いいたが、そもそも家具家電のオーナーへのレンタル契約そのものが、レオパレス21の浅知恵だったのではないかと思います。

今後、他にもアパートオーナーとレオパレス21の裁判が行われていますが、他の裁判の行方も注目です。