最寄り駅から徒歩10分圏内というのは、不動産の資産価値や家賃にとって重要な要素になります。
しかし徒歩10分圏内であれば、どんなところでも良いというわけではありません。
例えば同じ徒歩10分圏内にあるアパートでも、駅からアパートまでが、商業施設や住宅街ばかりであるアパートと、駅からアパートまでに工場や夜道が怖いエリアにあるアパートとなると、家賃が5000円程度違ってくることがあります。
というのも安全性や利便性の違いが家賃の違いをもたらしているのです。
つまりはアパートがある周辺エリアがどのようなエリアなのかも家賃や不動産価格に影響を及ぼす重要な要素になるのです。

物件の周辺エリアに何があるかも家賃や不動産価格に影響する。
そこでお目当てのアパートの周辺環境がどのようなものかを確認することが大切です。
ではどのような要素を考慮する必要があるのでしょうか。
駅、バス停
駅やバス停は不動産の価値に大きな影響を及ぼします。
しかし駅やバス停であれば、どんなものでも良いといわけではありません。
駅であるならば、どれだけの頻度で列車が停車するか、通勤エリアまで何分でいけるだろうか、といった事柄が重要です。
バス停についても、同様で数時間に1本程度では、ほとんど意味がありません。
どれだけの頻度でバスが停車するか、などを確認することができます。
商業施設
大きなショッピングモールなどが近くにあると、不動産価格や家賃に影響を及ぼします。
特に駅前のショッピングセンターとなると、仕事などの帰りに、ショッピングセンターで買い物をして帰宅できるという大きなメリットがあります。
また週末にはショッピングセンター内の飲食店などで食事やカフェを楽しむことができます。
もちろん最近は地方や郊外のショッピングセンターで、寂れていて閉鎖されることが検討されているところもあります。
継続的に来客数を維持や拡大している商業施設かどうかも大切な要素です。
将来鉄道の駅が開設されるエリア
近い将来鉄道の駅が開設されるということは、人口も増えているエリアの可能性が高く、実際に駅が開設されるならば、不動産価値や家賃相場は上昇することでしょう。
さらに駅を中心に商業施設なども併設されるようになることもあります。
このようにアパートの周辺環境において、重要な要素となる事柄を取り上げましたが、生活していくうえで利便性や安全性の高いエリアは不動産価格や家賃相場は高い傾向にあります。
物件エリアの市場調査の重要性については以下の記事も参考になります。