登記簿謄本の乙欄の抵当権の事項は重要


不動産の売買に関して重要な書類は登記簿謄本です。

このてんについては

アパートオーナーであるならば登記簿謄本を確認しておこう

の記事で書いたとおりです。

とくに登記簿謄本の全部事項証明書が重要です。

アパート画像

大東建託設計施工、大東建託パートナーズ管理の物件。

ところで全部事項証明書には甲欄と乙欄があります。

それぞれの意味することについては

不動産の契約書の甲や乙とは誰のこと?

でも書きましたが、甲欄には所有権に関すること、所有者について記述されています。

ですから甲欄に書かれていることは重要なのですが、しかし所有権や所有者以外のことについて書かれている乙欄も見過ごすことはできません。

というのも乙欄には抵当権についての記述があるからです。

この抵当権についてはウィキペディアには

抵当権(ていとうけん)とは、債務の担保に供した物について他の債権者に先立って自己の債権の弁済(優先弁済的効力)を受ける権利を言う。質権とは違って引渡しを要しないために所有者が抵当権成立後も引き続き使用・収益をすることができる、というのが概ね通有的な性質であるが、法域によっては引渡しを要する場合を含むこともある。
日本の民法においては、当事者の合意によって設定される約定担保物権であり、不動産や一定の動産・財団のみをその目的とし

抵当権

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/抵当権(アクセス日2020/1/1)

と書かれているとおり、債務の担保を受ける権利のことです。

このてんでアパートオーナーの場合は、全部事項証明書の乙欄には○○銀行の抵当権の記述があるはずです。

そしてこの記述から

・実際の債務額

・借入可能額

・債務者の財務力

を読み取ることができます。

例えば実際の債務額と借入可能額を比較してみると、債務超過のような状態なのか、それとも余裕があるのかを知ることができます。

そしてもしも余裕があるならば、さらにアパート事業やその他の件で、銀行から融資を受けることができると判断できるかもしれません。

ところでローン返済が完済すれば、自動的に抵当権が抹消されるわけではありません。

つまりは返済の完済とともに、抵当権抹消のための抹消登記を行う必要があります。

ですから不動産購入時だけ登記簿謄本の手続きを行えばよいというわけでなく、不動産オーナーであるならば、いつでも内容を参照できるようにしておくのはよいことでしょう。