アパートオーナーと分譲マンションの区分所有者は、いずれも物件のオーナーです。
ですからアパートオーナーと区分所有者には共通点も幾つかあります。
例えば金融機関からローンを借りて物件を購入したとか、固定資産税を支払わなければならないとか、所有部分の修繕や改修、設備の交換などは自費で行わなければならない
などです。
しかしアパートオーナーと分譲マンションとで明らかに異なる事柄があります。
その1つが困った時に窓口ともなってくれる存在ともいえる
管理人がいます。
とくに昔からの分譲マンションには住み込みの管理人さんがおられる場合がありますが、管理人はマンションの住人にとっては、とてもありがたい存在なのです。
このマンションの管理人ですがマンションの「駆け込み寺」とも言われるほどの存在なのです。

マンションの管理人は住人にとってありがたい存在。
もちろんマンションには管理会社による管理も行われており、管理会社の物件担当者も周期的にマンションを訪れていることでしょう。
しかし物件の担当者は、周期的に交代しますし、複数の物件を担当していることもあり、マンションについての詳細情報となると、管理人のほうが詳しいこともあるのです。
例えばマンション内での問題や住民間のトラブルについては、管理人のほうが詳細を知っていることがあります。
日頃から住民との接触があるので、どんな住人がいるかについても、把握しておられますし、怪しい住人のことも知っているかもです。
さらにマンション管理人の優れたてんは
・管理会社と常に連絡を取り合っているので、管理会社からの建物や住人についての情報を得ることができます。
・また管理組合とも連絡を取り合っています。つまりは住民の意向や要望なども知り得ることができるのです。
ですからマンションについての豊富な情報を得ているわけですから、頼りになる存在です。
ですから中古のマンションを購入するさいには、そのマンションの管理人から購入の前に、さまざまな情報を聞き出してみるのは良いことです。
ひょっとすると表面沙汰になっていないマンション内で抱えている深刻な問題がわかるかもしれません。
あるいは管理人からのマンションの建物や住人についての好意的な説明から、購入しようとの決意が強まるかもしれません。
ところでマンションの区分所有者には、管理人という頼りになる存在がいますが、アパートオーナーにとって頼りになる存在とはだれ?
永年、住んでくださっている頼りになる管理人のような住人?
ふと管理人のような人、いないんじゃないと考えてしまいます。