
数十年前にレオパレス21のアパートが、あちらこちらで竣工された。
今から数十年前の事ですが、私の所有物件のあるエリアにおいても、あちらこちらでレオパレス21のアパートが建つようになりました。
当時は木造の2階建ての旧式のアパートが多いなかでレオパレス21のアパートの斬新なデザインが目に留まり関心した記憶があります。
当時は地主さんもレオパレス21でアパートを建てることに、あまり抵抗感がなかったようです。
しかしこの数年、風向きが変わってきたようです。
というのもレオパレス21の、やり方に不満や疑問を持つレオパレス21のオーナーさんたちが、何人も公然とレオパレス21に抗議するようになったからです。
そしてそのことがメディアでもしきりに取り上げられるようになりました。
例えばその1つが日本経済新聞とつながりのあるテレビ東京の「ガイアの夜明け」という番組がありますが、2018年にその番組のなかでレオパレス21の一部のアパートでアパートに設置すべき界壁の施工不良を指摘する番組が放映されました。
そもそもアパートオーナーの指摘によって明らかになったとも言われていますが。
いずれにしてもあまりにも反響が大きかったためか、レオパレス21もすぐに火消にやっきになったものの、業績への悪影響が生じています。

レオパレス21の木造アパート。
ところでその後、レオパレス21は施行不良の生じているアパートの改修を速やかに行うとのアナウンスをしましたが、ところが改修の進捗があまり進んでいないのでは?といった疑問が生じているようです。
というのも2019年2月5日に放映されたガイアの夜明け「マネーの魔力3」では再びレオパレス21の失態を暴露したのです。
その番組では、アパート界壁施行不良が明るみになってからも、対象物件の調査すらいまだに来ないと不満を漏らす対象物件を所有するレオパレス21のオーナーさんの例や、アパート界壁が欠陥だらけの物件を所有しているアパートオーナーからは「補修の必要なし」と判断されたオーナーさんなどが取り上げられていたようです。
レオパレス21によるとアパート界壁の施工不良の改修の進捗は、98.47%とアナウンスしているようですが、この数値に疑問がもたれているのです。
ところでガイアの夜明けは今後も事実を暴露していくとのことですが、企業のコンプライアンスが重要視されてるようになっている昨今、レオパレス21の経営者はどう考えておられるのでしょうか。
追記:レオパレス21側は「ガイアの夜明け」による報道は印象操作だとの抗議を行ったようです。
印象操作についてウィキペディアには
情報操作(じょうほうそうさ)とは与える情報(証言、記事、写真、映像)を制限したり、虚偽または虚偽にならない範囲で改変することによって、その情報を受け取った者が受ける印象や判断結果に影響を与えようとする行為。俗にイメージ操作ないし印象操作とも言われる
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/情報操作(アクセス日2020/3/22)
と書かれています。
たしかにメディアの報道や、政治的な論争には情報操作や印象操作が伴うことがあります。
今回のレオパレス21の騒動を冷静にとらえるためには、国土交通省のレオパレス21についての見解や行政処分等を調べてみるのがよいのかもしれません。