
大東建託設計施工の完成間近のアパート。錆リスクが少ない木造アパート。
アパートには木造造り、鉄筋コンクリート造り(RC)、そして鉄骨造りがあります。
それぞれ一長一短がありますが、初期費用や維持管理コストを抑えるならば木造か鉄骨造りが推奨されています。
法的な耐用年数となると木造が最も短く、鉄骨やRC造りが長くなります。
となると鉄骨造りが良いのではないかということになりますが、鉄骨造りにも弱点があります。
その弱点とは
鉄骨が錆びると多くの場合、修復不能
というてんです。
もちろん錆防止のための手も打たれていることもあると思いますが、しかしいつまでも効力があるわけではなく、周期的に錆止めなどを塗る直すなどの処置が必要になることでしょう。
しかしそのためには、コストがかかります。
このてん木造の場合は、ほとんど錆びる心配はありません。
木造は錆びるというよりも腐ることがあるかもしれませんが、その場合、腐った部分を取り換えることによって修復されます。
費用もかかりますが、しかし思ったほど高額にはならないといわれています。
ということで鉄骨造りのアパートの場合は柱となる鉄骨が錆びないように注意しなければなりません。
ところで目に見えない部分の鉄骨は、雨水などが染みていかないかぎりは錆びることがないのかもしれませんが、まともに雨水にあたる部分があります。

鉄骨が錆びると建物に致命的な影響が及ぶことがある。
その部分とは
外階段です。
外階段はまともに雨があたることがあり、その鉄の部分が錆びてくるリスクがあります。
私の知人も所有マンションの外階段が錆びてきて、交換工事を行ったようですが、その費用は〇百万円だったようです。
勿論、2階までならば100万円もしないのかもしれませんが、知人の場合は4階建てマンションだったので、クレーン作業なども加わって、それ相応の費用がかかったようです。
もしもその階段が屋根の下にある階段ならば、屋根のおかげで雨があたることも少なくなり、幾らか長持ちしたのかもしれませんが。
いずれにしても鉄骨造りの弱点は錆びることにあり、その原因は水によって濡れることによって生じます。
植物にとっては水は必要不可欠なものですが、しかし建物にとっては水は、あまりありがたいものではないようです。
雨がよく降る日本では仕方がないことなのですが。
いっそ雨が降らない砂漠などにアパートを建てたら修繕コストが随分と抑えることができるのではとさえ思ってしまうのですが、そういうわけにもいかないでしょう。
追記:鉄骨のデメリットは他にもあります。
アットホームのウエブサイトには
火災に弱い
鉄骨の材料は文字どおり“鉄”です。鉄骨は一度燃えると耐力が落ちてしまうので、軽量鉄骨造の耐火性は強いとはいえません。鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートと比べると火災に弱いです。
引用:https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00428/(アクセス日2020/4/25)
と書かれています。
このように鉄骨は耐火性が弱く、火災に弱いというデメリットもあるようです。